咳と肺炎

肺炎

肺炎の初期症状は普通の風邪と、ひじょうによく似ています。そのため肺炎が進行しているにもかかわらず、風邪をこじらせてしまった、などと考えて、それでもなお病院には行こうとしない人もいます。風邪の場合であれば3日程度もゆっくりと休養して、熱や咳、痰がどがひいてしまえば問題はありません。しかし肺炎はこのあたりからいっそう重症化してきます。

 

咳が出るのは、風邪も肺炎も同じです。またやっかいなことに風邪で出る痰も、肺炎で出る痰もひじょうによく似ています。そのため痰の量や色などからだけでは、風邪と肺炎の区別を付けることはできません。風邪だと思っていたものが、38度以上の熱がなかなか下がらず、しかも胸の痛みなども感じるようであれば、肺炎である可能性が濃厚になります。迷わず受診しましょう。

 

病院では、聴診器による診断などで雑音が混じることがあれば、肺炎である可能性が高いとして、さらにエックス線を撮影して診断します。肺炎の主な症状は、痰の他にも激しい咳や胸の痛み、倦怠感、息苦しさ発熱などがあります。

 

肺炎と診断されても、今は昔と違って通院で治療を続けることが可能です。しかし高齢者の場合や、乳幼児、子供などの肺炎の際には、入院をすることがすすめられることが多いようです。

 

エックス線の撮影をして、白い影が出ているようなら、このとき初めて肺炎と診断が下されます。しかし肺炎がどの程度進行しているのかを、しっかりと見極めるには、さらに血液を採取して調べることが重要です。血液の検査では、白血球の数、CRPなどを測定します。またこの他にも、血圧の数値や、脱水症状が起きていないか、意識障害などは無いかを調べて、より正確に肺炎の進行のステージを判断します。

 

昔は肺炎といえば死の病でした。しかし現在では抗生物質などの開発によって、死亡率は激減しています。とはいえ幼児や高齢者などの場合は、体の抵抗力が低いため、うっかり見逃すと死にいたることもあります。

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